「通訳講座」について、数名の方よりお問い合わせいただきました。ありがとうございました。レベルチェックテストを行い、「通訳するなら知っておきたいインドネシア語文法ーーここで確認!」という講座を開催することにいたしました。
「通訳基礎1」や「通訳基礎2」では、通訳スキルの向上を目指すため、実践的なカリキュラムとなっております。そのため、ややこしい文法や一般に知っておくべき単語の説明をする時間を取ることができません。そうしたことはすでに把握されていることを前提にしているためです。
「通訳するなら知っておきたいインドネシア語文法」では、あまり理解していない文法事項についてより適切に捉えること、構文をきちんと捉えることを重視します。そのような文法事項を学ぶこと、時間がかかってもいいのでよく考えて逐次通訳を行うことで、あいまいな通訳をしないことを目標にします。
専門的な内容を訳すことができていても、基本的なことが訳せていないということは、実はよくあります。ここでは、基本的な表現を丁寧に訳すこと、きちんとした場でも恥ずかしくない通訳をするにはどのような単語を選ぶのが良いのか考え、判断することなど、細かいところにも気を遣って言葉を紡ぐことを身につけていただきたいと思います。
また、通訳者として何を軽視してはいけないのか、どうすればよいのか、私なりの考えを講座の中で伝えるだけでなく、必要に応じて一緒に考えていきたいと思います。そのような段階が「通訳基礎1」の前に必要だと考えました。
5つの特徴
1 間違えると恥ずかしい基本的な言葉の使い方を学ぶことができます
2 日⇔尼の逐次通訳では、第一線で活躍するプロから丁寧なフィードバックを得られます
3 テーマ毎に単語・表現を課題にします(毎回小テストを実施)
4 接頭辞・接尾辞などの違いについて、具体例から学びます
5 録画した動画を次の受講日前日までご視聴いただけますので、復習にお役立てください
スケジュールと料金
曜日・時間 | 開講日 | 内容 | 料金 |
火曜 10:00-11:30 |
3/9, 16, 30 4/6, 20, 27 5/11, 18 6/1, 8 |
逐次通訳の練習では、テーマ毎にある程度まとまった文章を扱います。 教材:課題、単語・表現リスト、復習用動画 |
132,000(税込)
分割払いの場合: |
定員に達し次第、締め切ります。(最少開講人数4名、最大6名程度、現時点の申込者3名)
通訳経験者を対象としている一方で、昨今の状況によりインドネシア語の通訳需要が減っているという現状を考慮し、本講座を含む通訳講座につきましては、今期は、銀行振り込みであれば2回の分割払い(3月上旬と5月上旬)も受け付けることにいたします。
受講時間:1.5時間×10回=15時間
標準学習時間:3時間(予習・復習)×10回=30時間
合計学習時間:45時間
条件:パソコンで受講すること、音声環境を整えておくこと
お願い:マテリアルや動画は、ご自身の勉強にご利用ください。動画の録音・録画、マテリアルの二次利用や複製はお控えください。
カリキュラム
文法 | 分野 | |
1 | 自動詞と他動詞の違い | 健康 |
2 | 接頭辞:ber動詞を使うかmeN動詞を使うか | 経済 |
3 | 接尾辞:meN-の後に何をつけるのか | 災害 |
4 | 適切な動詞を選ぶ | エネルギー |
5 | 適切な単語を選ぶ | SDGs |
6 | 接尾辞-kanをつけるか、つけないか | 経営 |
7 | meN-i, meN-kanの違い | 生活 |
8 | 受動文 | 高齢者 |
9 | 目的語が主語の位置にくる受動文 | 伝統 |
10 | 他動詞の後に目的語がくる、こない例 | 技術 |
(テーマや順番は変更する可能性があります。)