受講者アンケートより~通訳基礎1~2022春講座

おかげさまで、オンライン・レッスン10回講座の「通訳基礎1(2022年春期)」は7月4日に最終回を迎えました。こちらはインドネシア語通訳をされている方を対象にしている講座で、今回は4名の方が参加されまし た。受講者は、KH様(フリーランス通訳者、40代)、M様(フリーランス通訳者、40代)、A様(フリーランス通訳者、40代)、そしてお仕事が忙しくなり途中でお休みされた方の4名でした。

受講者の皆様に支えられて講座を無事に開催することができましたことを、この場をお借りしてお礼申し上げます。

アンケートの回答が届きましたので、こちらにて一部ご紹介します。

受講の決め手は?

「受講の決め手」は何だったのでしょうか?

HPを読んで決めてくださったという方や、独学で勉強していても何をどのようにすると伸びるのかもう分からないという方は、これまでにもいらっしゃいました。この講座を通じて何を習得できたのかは、最後までお読みいただければ想像できると思います。

伸ばしたい力とその結果

受講された方々は、具体的にどのような力を伸ばしたいと思われていたのでしょうか。

上の回答から分かることは、伸ばしたい力が何であったにせよ、「受講後」は自分の訳出の癖を把握したうえで、何を改善すべきかを意識できるようになったということだと思います。

復習、単語・表現について

2022年春期講座では、「文の組み立てを考える」、「『プロの通訳 』  を意識する」、「文化的背景知識を増やす」ことができるようになるために必要なスキルや視点、勉強方法が分かるように、課題、サイトラ、単語、その他のカリキュラムを組み立て、フィードバックをしました。受講者の方は全員、そのようなカリキュラムになっていたと回答されていました。

カリキュラム上はそのようになっていても、課題に熱心に取り組んだり、講座の時間に集中して受講するだけではなく、復習に力を入れて初めて受講の意義が生まれると考えています。そのため、復習にも力を入れたのか、単語・表現をまとめたプリントやQUIZLETを活用したのかなどの質問があり、3名とも「復習はほぼ毎回しっかりやった」、「プリントやアプリを十分に活用した」と回答されました。

そして、その理由を尋ねた自由回答欄が次の通りとなります。

どなたもよく復習されていたことが印象的でした。

課題の印象

毎回課題を出すほか、今回は初めて最終課題を出しました(詳細はこちらをお読みください)。通常の課題は「通訳翻訳」と呼んでおり、毎回課題があり、講座内でフィードバックをしました。最終課題の提出は最終回のみで、最終回にそれを元に話をしました。その感想が以下となります。

自分が訳出したものに対してフィードバックされる機会はあまりないと思います。簡単そうに見えても、簡単ではないということが学べる貴重な場だと考えています。

動画の活用について

録画した動画を次の講座日まで視聴できるようにしています。全員が毎回活用されていました。回答にもありますが、聞き逃したところのメモを取れることがメリットだと思います。いろいろ説明をするため、その場ではすべてを書き留めることが難しいと思います。ですから、ご活用いただけて嬉しく思いました。

自分の声と話し方を聞ける点が良かったというご意見については、私自身も反省材料とさせていただいています。また、「普段の生活から、『相手に理解してもらえるように、頭の中で考えてから発言するようにしたいというのは素晴らしい気付きだと思います。普段、意識もしておらず、実際にできていないことが、通訳の現場で急にできるようになることはありません。

語彙力について

今回は、通常の通訳基礎1と比べると、政治・社会・経済的な内容よりは一般的な内容を扱い、また、通訳の際に選ぶ語彙について話した機会が多かったように感じています。そのため、新たにこの質問を設けました。

語彙力のなかでも、通訳の現場でパッと出せるようになるような語彙力を身につけるためには、普段から言葉の意味を丁寧に調べる習慣が重要だと伝わったことが何より嬉しいコメントでした。

受講前・受講後の意識の変化は?

これも新たに質問項目を設けてみました。

このように感じていただけて、本当にありがたく思います。オンラインで通訳者養成講座を開講することにしたきっかけは、一部を除いたインドネシア語通訳者の多くが、単語や文法を理解していれば誰でも通訳をすることができると考えているように感じており、そうではなく、通訳者として日々精進しないといけないこと、具体的に何をどうすべきなのかを理解していただくことでインドネシア語通訳者の通訳レベルを底上げすることでした。「せっかくインドネシア語通訳者を使ったのに、話が伝わっていないようだ」とクライアントがインドネシア語通訳に依頼する意味を感じなくなってしまっては困ると考えたからです。

報酬をいただいて通訳をする以上は、通訳を引き受ける側にも勉強を続ける覚悟が必要だと思います。少数言語であるがゆえに「できる人」が少なかったとしても、教材が少なかったとしても、それは勉強しない理由にはならないと思います。

恐らく全員がまじめに受講されたからこそ、この重要性が伝わったと考えています。

しんどかったことは何?

こちらも新たな質問を設けました。ご自身の得手不得手により感じることは異なります。大変そうな内容でも敢えて取り入れていること、分量が多いものなどもありますが、その理由をご理解いただけたことが分かりました。何のために取り入れているのかが理解できれば、取り組み方の質が変わるため今後めきめきと力をつけていかれると思います。なんとなくやっている勉強ほど無駄なことはないと思います。

良かった点・改善点

改善点として提案されることを、今後、改善できるのでしょうか。

日尼の分量についてですね。これは、実は今くらいの分量が適切だと考えています。日⇒尼についてはは「通訳基礎」講座ではなく「通訳準備」講座で対応しております。開講人数に達しなかったためこの春は開講しませんでしたが、今後開講されることもあると思いますので、そのようなタイミングをご活用いただければ幸いです。

一番大きな学びや他では得られないと感じたこと

こちらも新たな質問項目となっています。

皆さまのコメントに励まされ、これからも内容を妥協することなく講座を続けていこうという気持ちになりました。

受講者の皆さま、お忙しいなか大変丁寧にご回答くださり、本当にありがとうございました。受講を迷われている方々にとってすべてが参考になったと思います。

そういえばこれまで掲載しておりませんが、料金は妥当だと思うか?という質問項目があります。これまでほとんどの方が「内容を考えると妥当」(1名が少し高い、1名が少し安い、それ以外の方は妥当)と回答しております。

秋期講座について

秋期は10月から来年2月くらいまでの長い期間で実施することを検討しています。本業の通訳業務が増える予定で、秋など通訳稼働日が多い月は月1回になり、1月以降は月2~3回になるなど変則的になります。ひと月に1~3回までで合計10回の予定で「通訳基礎1」、「通訳基礎2」の開講を予定しております。

「通訳基礎1」は4名に満たなければ開講いたしません

「通訳基礎1」、「通訳準備」の講座をご検討の方は、9月中旬までには「レベルチェック&学習アドバイス」を終わらせますので、お早めにお申し込みフォームよりお問い合わせください。

受講を希望される方はメールでも他の方法でも構いませんので、「受講します」と連絡をお願いいたします。