受講者アンケートから~上級文法~

おかげさまで、オンライン・レッスン10回講座の「通訳するなら知っておきたいインドネシア語文法」、略して「上級文法」は6月8日に最終回を迎えました。

受講者の皆様に支えられて初回講座を無事に開催することができましたことを、この場をお借りしてお礼申し上げます。

受講者の方よりアンケートの回答が届きましたので、こちらにて一部紹介いたします。

受講者は、フリーランス通訳者のM.Matsuda様(女性)、N様(30代、男性)、H(40代、女性)、Kの4名でした。

迷い

自分のレベルが他の方より低いのではないかという思い、経済的な理由で迷われた方がいらっしゃいました。

伸ばしたい力は?

受講者は、具体的にどのような力を伸ばしたいと思われていたのでしょうか。

皆さま、「理解が曖昧な文法事項の再確認」をしたいと思われていました。

選択肢以外の理由も記入していただきました。「プロとして求められるレベルがどのようなものかを、経験のあるプロの方から聞きたかった」。今後も、心してこの講座の準備を進めようと思いました。

受講の決め手は?

さまざまな覚悟を決めて受講をされたと思います。回答を見ると、「インドネシア語文法について学びたかった」から受講した、となると思います。

期待していた力については伸びた?

期待していた力は、皆さま上記のどの項目においてもおおむね伸びを感じられていました。それ以外について自由に記述していただきました。

私が講座の中で伝えたかったことが伝わっていたことに安堵しました。後は、実践で経験を積む中で使い分けができるようになると思います。

講座内容については?

受講の皆さまは、「インドネシア語文法」を学びたいと思って受講されました。講座内容に満足されたのでしょうか?

pe-an, ke-anですね。次回の「上級文法」のテーマとして検討いたします。ご意見ありがとうございました。

逐次通訳についての感想

文法の解説のほか、逐次通訳の練習もしました。どのような講座だったのか、こちらの感想から推し量ってください。

少し予習ができたほうが、安心して学習を進められたということですね。分かりました。こちらも今後の参考にさせていただきます。

講師の工夫、その他について

「通訳基礎」講座では通訳練習に時間を割いているため、通訳に関する質問には答えていましたが、文法的な説明をする時間がありませんでした。ただ、通訳をする上で必要な文法については時間をとって解説する必要性を感じたため、この講座を開講しました。そうした経緯もあり、受講者からの質問を踏まえて講座を組み立てることができましたが、これは少人数で進めるメリットを生かせたともいえます。

最後に

私にはない視点でしたが、「結構長い間勉強してきて、なんとなく行き詰まり感を感じているような学習者の方にもおすすめの講座だと感じた」というご意見がありました。私自身はがむしゃらにやってきて、気が付いたらこのような状態になったので、通訳を続ける覚悟を決めていただくためにも、通訳をされている方に受講していただきたいと考えていました。

学習方法についても多くのことを学べた、というご意見もあるので、そうなのかもしれません。

単語テストや最終試験というのは(私もですが)受講者にとってもハードルが上がって大変ですが、意味のないことはやらないようにしているつもりです。そのことをご理解いただけて嬉しく思います。

受講者の皆さま、お忙しいなか大変丁寧にご回答くださり、誠にありがとうございました。受講を迷われている方々にとって参考になるご意見ばかりでした。

いかがでしたか?

秋期講座について

秋期は、9月から12月までの期間で合計10回で「通訳基礎1」の開講を予定しております。「通訳するなら知っておきたいインドネシア語文法」は秋期は開講いたしません。

また、「通訳準備1」か「通訳準備2」のどちらかも9月から12月までの期間で合計10回で開講する予定です。

いずれも最小開講人数(4名)に満たなければ開講いたしません

「通訳基礎」、「通訳準備」の講座をご検討の方は、8月中旬までには「レベルチェック&学習アドバイス」を終わらせたいので、お早めにお申し込みフォームよりお問い合わせください。

また、すでにご受講された方も、受講を希望される方はメールでも他の方法でも構いませんので、「受講します」と連絡をお願いいたします。

迷われている方へ

いつかブログに書きたいと思ったまま、まだ書けずにいることがあります。詳細は別途ブログの記事にしようと考えていますが、ここで簡単に記します。

医療通訳についてです。有償・無料ボランティアとしてインドネシア語の医療通訳の登録をされている方が多くいらっしゃいます。「ボランティア」という言葉があることや、インドネシア語で医療通訳研修を受ける機会がほとんどないことから、手探りで通訳をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。この講座では医療通訳については時間を割きませんが、医療通訳をする上で基本的な通訳スキルがあることが望ましいことは、多くの方が賛同されることだと思います。

私自身は愛知県の医療通訳者として登録しておりますが、通訳力が高いと、医療機関からも患者さんからも安心していただいています。病状を不安に思っていらっしゃる患者さんが、通訳者の通訳力に不安を感じるのではなく、安心して医療機関側からの説明を聞くことができるようにするためにも、また、医療機関が患者さんの訴えを把握するためにも、通訳スキルを高めるという視点で、ご受講を検討していただきたいと考えております。

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