受講者アンケートより~2024春「仕事で使うインドネシア語」

ラブアンバジョの海岸(2024年6月撮影)

フローレス島ラブアンバジョ(2024年6月筆者撮影)

2024春「仕事で使うインドネシア語」の特徴

2024年4月から8月下旬までの間に10回実施しました。

当初の予定では受講者は3名の予定でしたが、諸事情により、20代のM.O.様と50代女性の2名で実施しました。

1名は秋期からの継続者、もう1名は新規の受講者でした。

 

決め手と期待

お2人とも迷いなく受講を決めたそうです。継続の方は昨年秋期に受講し、有意義だと感じたため、もう一人の新規受講の方は他講座の受講者で、業務でインドネシア語を用いることになったためでした。

2人の状況が異なるため、期待もそれぞれ異なります。

学び

どのような学びがあったのか質問しました。

上司にも部下にもインドネシアの人がいるのか、日本側からの連絡事項をインドネシアの人に伝えるだけの立場なのか、インドネシアの人が伝える内容を把握しないといけないのか、などそれぞれの業務内容や立場によって気を付けることや言い回しは異なりますね。

この講座は誰にお勧め?

この回答からは、実生活でインドネシア語を使う機会が多い方やインドネシア語を業務で用いる方にお勧めの講座だそうです。

観光でインドネシアに行くという目的でインドネシア語を学習している方には、課題が難しいと思います。

相手の反応が変わったと感じられたとのことですが、そうであれば「仕事で使うインドネシア語」で伝えたかったことが伝わったのではないかと思います。

講座案内にも記載していますが、「仕事で使うインドネシア語」表現集のようなものを学ぶ講座ではありません。その意義を理解していただけたものと嬉しく思いました。

改善点と良かった点

私は状況設定や構成を練ることそのものが、語学力向上を目指すうえで大事なステップのひとつだと考えています。

過去数年間、毎年、日本語学習中のインドネシア人介護士や看護師候補者を対象に、講師が日本語で実施する講義の通訳をしてきました。内容は、日本の医療制度や社会の仕組み、介護の専門的な講義など多岐にわたります。そして毎年、対象者であるインドネシア人の若者から、どうやったらインドネシア語がそんなに上手になるのか、と質問を受けました。

思い出したなかで効果があった学習法は、入浴時に、ある状況を設定し、それをひとりでインドネシア語にするというものでした。その話をすると、必ず強くうなずく人たちがいました。大抵、日本語が突き抜けて流暢な人たちでした。

お風呂やトイレなど水回りでの暗記は効果的だと聞いたことがありますが、歩きながら見ている景色や事柄、考えたことをインドネシア語にするなどの方法も良いと思います。いずれにしても、具体的な情景を想像しながら取り組むことに意味があるのだと思います。

日本語が流暢なインドネシア人候補者の反応をみて、この学習法は、私が考えている以上に効果が高いのではないかと思いました。ただ、効果が高いと知っても、なぜかやらない人の方が多いように思います。やり方を知っただけで満足される方がたくさんいらっしゃるのです。

まずは実際にやってみてください。ひとりで取り組んでもうまくいかなかった方は、ぜひ、こちらの講座にお申し込みください。

このやり方は他にも利点があると思います。実際の場面で想定外の展開になった場合に、事前にシュミレーションをしておくことで心に余裕が生じ、その結果、落ち着いて対応できるようになると思います。通訳の準備にも応用できると思います。

2024年秋期講座

「仕事で使うインドネシア語」を秋期にも開講したいと考えておりますが、受講希望者数によっては今期は開講しません。少人数の講座であること、他の受講者から学べることが多いという利点があります。現在、どのような表現にするとより適切に伝わるのか悩んでいらっしゃる方にお勧めです。

受け身の学習を好まれる方にはお勧めしません。課題には積極的に取り組んでいただく必要があります。

詳細はこちらよりご確認ください。

 

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