開講講座の近況

気がついたら新緑がまぶしい季節となりました。
4月に開講した講座も何回か実施しましたので、現状を少しご紹介します。

①総合口座:

こちらは実際にはかなり文法にも強く読解力のある方と、短期間の旅行のために地道にインドネシア語の学習を続けてこられている方が受講されています。

これまでの読解講座より分量をやや少なめにしているため講座内で疑問点が解消されるようになったことと、作文の練習では「このようなことが言いたかったけれどどう書いたら良いのか分からなかった」という声に答えながら解説を進めているので、「なぜそうなるのかが分かった」と好評です。

このような内容で詳細を解説してもらえる講座は日本でもおそらくほとんどないと思われますので、冒頭に書いたようにかなりおできになる方でも、読解の際に疑問点を感じながら読まれる方にはお勧めです。もちろん、地道に学習を続けていらっしゃる方にも、ちょうど良いペースキーパーになると思います。

②●●を紹介しよう:

この講座では、最終回にインドネシア語でインドネシア人に日本での様子や自分の興味について発表していただきます。通常は、毎日、テーマに沿って簡単に日記を書いていただき、それを講座内で文の組み立て方や単語の選び方について、なぜそれが良いのか/良くないのか、どうしたら良くなるのか、それはなぜなのか、についてそれぞれの文章について解説しています。「書く」という形でアウトプットができなければ、「話す」という形でのアウトプットもできないだろう、という考えから書く練習を重視しています。

会話の練習として、既に書かれている会話文を読むのではなく、あるテーマについてシンプルな文章であっても自分で質問ができるようになったり、答えることができるようになることを目指しています。また、発表内容について、何をどのように伝えると良いのか、発表の方向性をお伝えしています。

学生に発表してもらう際も同じですが、発表者が話したい内容とインドネシアの人が知りたい内容は同じではないので、その点についてお伝えし、より相手に興味をもっていただけるような内容に軌道修正させていただくことがあります。

③通訳基礎1:

こちらは、「インドネシア語ー日本語」の通訳経験がある方が参加されています。これまでの学習歴やインドネシアの滞在環境等により得意不得意がはっきり分かれます。それぞれの受講者の特性を把握したうえで、Aさんは文法をもう少し意識して、Bさんはもう少し原文に引っ張られないように、など細やかにアドバイスをしています。

他ではなかなかもらえない実際のパフォーマンスに対するフィードバックがあること、これまでどう処理したらよいのか分からなかった通訳について対応の仕方が分かったこと、文章の組み立てが苦手な方は何を注意したらよいのかなど、これまで抱えていらっしゃったさまざまな不満や疑問が解消されつつあるようです。

通訳現場で他の方が通訳をされている時や、他の方が翻訳されたインドネシア語を聴いたり読んだりしている際に、接続詞や動詞の使い方が不自然であることが良くあります。そのため、受講者が用いた接続詞や動詞が不適切である場合、その状況を確認しながら解説をしています。こうしたことは、独学では学びえないことだと思っています。

④通訳基礎2:

こちらは、インドネシア語で通訳をされている方、かつ「通訳基礎1」を修了された方が参加されています。

毎回実践的な練習をみっちり行っています。受講者の方の疑問に答える時間と実践練習の時間のどちらも重視していますが、比重は実践練習においています。実践練習では、問題がメモの書き方なのか、リテンションなのか、日本語(あるいはインドネシア語)の語彙なのか、インドネシア語の文法理解なのかわかる範囲で指摘し、把握できていない弱点や強みを意識してもらうようにしています。

また、「通訳基礎1」では扱わない音声教材を扱っている点で、より実践的な通訳演習になっております。

秋期講座

いずれの講座も、それぞれの受講者の疑問に答えるように努めております。また、同じ目標を持つ受講者同士にも連帯感が生まれ、一緒に続けていこうという気持ちが生まれるところ、他の受講者の質問や他の受講者が書いた文章、発した文章から学べることなどがあり、質の高い時間を維持することができていると思います。

春期講座では初級講座を開講しておりませんが、開講してほしいという声があります。秋講座にどの講座を開講するのかまだ決めておりませんが、参加希望者数次第ですので、興味のある方はお早めにお知らせください。