2024夏「短編小説を読む」講座

短編小説の案内

ショートノーティスとなってしまいましたが、この夏も「短編小説を読む講座」を開講します。8月4日に開始し、日曜日午前10時半~12時までの5回シリーズです。講座では一緒に読み進めるほか、理解を深めるための解説があります。

今回の作品はジャワの要素が強いものの、ジャワの社会文化に関する予備知識は必要ありません。皆さまに楽しんでいただける内容です。

また、著者であるSatmokoさんによる朗読音声も提供されます。テキストだけでは理解できない個所が、味わいのある著者自身の語り口に助けられ、耳から聞くことで理解が深まることもあります。

最終日には、Satmokoさんと話ができるオンライン交流を目的とした懇親会も予定しています。これまでは作品についての質問のほか、著者の言葉の選び方や着想のきっかけについてなど自由なディスカッションが行われました。

懇親会の場では、インドネシア語では表現できないという方、あるいはインドネシア語では表現できないニュアンスがあるという方には、私が間に入ります。ご自身でインドネシア語でやり取りを進めたい方には、そのまま進めていただきます。

一般的なインドネシア語講座と異なり、会話や文法、読解、リスニングといった学習要素に加えて、文学作品を議論しながら読み進める機会は、希少かつ貴重なものです。

この機会に、自らの力で作品を読み解き、鑑賞してみませんか?

作品について

Satmoko氏の作品は、これまでに4作品取り上げてきました。いずれの作品にも共通している彼の作品の魅力は、二つあります。ひとつは、読後に漂う余韻。もうひとつは、人間関係や心の動きを、特にジャワ人の庶民的な目線で描き出している点です。

読後の余韻というのは、たとえるなら、余白の美や字足らずの句で感じる、自由に想像できる空間のようなものです。この余白があるからこそ、作品をもう一度読み直したくなり、そうすると、はじめに読んだ時に想像したのとは異なる解釈を思いつくところが魅力です。実際に読んでご自身でその空間を体験してみてください。

ふたつ目については、登場人物の生活のほか、家族や親しい人との関係性などが短い小説の中で感じられるところです。

今回の作品は、ジャワの短剣であるクリスを題材としています。このテーマで物語がどのように展開するのでしょうか?読後に、うっすらと、もやっと漂う空気を感じたい方は、ぜひご参加ください。

受講の案内

受講を希望される方は、下の「メールでお申し込み」をクリックし、受講の希望をお知らせください。受講料金の支払い方法などは、その後お知らせします。

開講日:(日曜日)8/4, 8/11, 8/18, 8/25, 9/1

訂正:8/4はなしにし、8/11からの4回に変更します。

時間:10:30-12:00

訂正:質疑応答を含め12:30までにします。延長はありません。

*開講曜日と時間、または日程につきましては、受講者数によっては調整可能です。上記の日程では全日程に参加することが難しい場合など、お気軽にお問い合わせください。受講者の希望によっては、4回のシリーズとなる場合がございます。

受講対象者:自力で読む場合は、インドネシア語検定C級を目指している方以上、インドネシア語を自由に操れる方まで。機械翻訳を活用される場合には、インドネシア語初心者や、インドネシア語を勉強されていない方もご参加いただけます。ただ、インドネシア語が分からないとオンライン講座の楽しさは半減すると思われます。

受講料:20,000円(税込)(テキスト、音声付き)

オンライン懇親会:9/1夜を予定(参加費無料)

*参加を希望される方は7月31日までにお知らせください。

マテリアルはe-ラーニングコンテンツにて、テキストを読みながら音声再生できるように配信いたします。パソコンやタブレット、スマホなどの端末をご用意ください。

PAGE TOP
上部へスクロール