受講者アンケートより~通訳基礎2_2022春~

おかげさまで、オンライン・レッスン10回講座の「通訳基礎2(2022年春期)」は7月12日に最終回を迎えました。

こちらはインドネシア語通訳をされている方で、かつ「通訳基礎1」を修了された方を対象としている講座で、今回は3名が参加されました。

受講者は、A様(フリーランス通訳者、40代)、K様(フリーランス通訳者、女性)、A.K様(フリーランス翻訳・通訳者)でした。

受講者の皆様に支えられて講座を無事に開催することができましたことを、この場をお借りしてお礼申し上げます。

アンケートの回答が届きましたので、こちらにて一部ご紹介します。

受講の決め手は?

「受講の決め手」は何だったのでしょうか?

ありがとうございます。「通訳基礎1」や「通訳するなら知っておきたい上級文法」などの講座を通じて、さらにこの講座でステップアップをしたいと望まれたことが分かりました。

伸ばしたいと思った力

無駄なく記載されているところに、プロの意気込みを感じます。

力の伸び

こちらも上記と同様に、自分自身の実力を把握したうえで分析されていることがとても良く伝わる記述です。素晴らしい!

音声と動画の活用について

今回は、音源を元にして通訳練習を行いました。その際の録音データや講座の録画をどのように活用したか質問しました。活用方法は皆さまほぼ同じでした。どの方も、最大限有効活用されています。

音源を元にした通訳練習

3名とも感じたことを無駄なく表現されており、つくづく優秀で誠実な方々であることが伝わってきます。「つらかった」には言葉以上のものが溢れています。

通訳というのは語学力があればできるわけではありません。語学力があり、さらにA言語の内容をB言語に通訳することはできても、聞き手に分かりやすく訳出することは大変難しい、しかし、通訳者はそこまで考える必要があることを体感していただけたと思います。

訳出したものに対してその場でフィードバックしてもらえる機会があまりありませんが、それが重要だということが、このコメントからご理解いただけると思います。

最終課題について

今回は初めて最終課題を出しました(詳細はこちらをお読みください)。その感想が以下となります。

どの方も課題の意図をしっかり受け止め、時間をかけて掘り下げたことがよくわかる内容のものを提出されましたが、それはこちらのコメントからもうかがい知ることができるのではないでしょうか。

受講前と受講後の変化について

通訳に対する意識の変化について質問しました。プロフェッショナル観という言葉を使われたのはおひとりですが、どの方もそれに通じる内容を書かれていると思います。

しんどかったことは?

他の講座でも、講座の狙いに沿ったカリキュラムになっていたと思うか、という質問があり、これまでの回答はいずれも「強くそう思う」でした。今回は、少し目先を変えて、しんどいと感じた項目がなぜカリキュラムに組み込まれているのか、感じたことを自由記述式で書いていただきました。

どの方もまじめに取り組んだからこそ感じたことばかりだと思います。このようなコメントを書かれる方々を受講者として講座を実施できたことは、私の方が恵まれていると言わざるを得ません。

一番大きな学びは?

この講座を開講する意義を受講者の視点から記載していただきました。

インドネシア語通訳者の通訳レベルが向上することを目指して「通訳講座」を実施しておりますが、少なくともこの方々は確実に向上するでしょう。

この「通訳基礎2」の方を対象とした続きの講座の受講対象は、当面のところこちらの3名となります。(希望があれば受講できるわけではなく、「通訳基礎1」を修了していただく必要があります。また、「修了」とは、基準を満たすレベルに達することを意味しますので、「通訳基礎1」を受講された方が全て「通訳基礎2」を受講できるわけではないことをご理解ください。)

受講者の皆さま、お忙しいなか大変丁寧にご回答くださり、本当にありがとうございました。受講を迷われている方々にとってすべてが参考になったと思います。

PAGE TOP
上部へスクロール