受講者の感想:「〇〇を紹介しよう」

発表会の報告

「〇〇を紹介しよう」の講座については、こちらに記載しました。今回はその発表会について報告します。

Aさんは生後6か月のお孫さんと娘さんご夫婦と一緒に家族旅行で富士山を見に行かれた話、Bさんは趣味が高じてできあがった絵本についての話とその絵本の読み聞かせをしてくださいました。お2人とも素晴らしいプレゼンテーションでした。発音やイントネーションも大変分かりやすく、落ち着いて発表されていて、また写真や実物などもあり内容も分かりやすく、初めて聞いた方にも楽しんでいただける発表でした。

この講座は、インドネシアの方に聞いてもらうことを目標に準備を進めていたのですが、なんと、とんだハプニングが起きてしまいました。インドネシア側でかわいいポスターを作成して周知していたDさんと前日夜から連絡が取れなくなってしまったのです。結局、当日はインドネシア人1名と複数の日本人がオーディエンスとして参加してくださいました。

発表の後は、日本人のオーディエンスがインドネシア語で質問し、発表者もできる範囲でインドネシア語で答えるという形で進みました。普段は日本人同士でインドネシア語で質問をするときに少し時間がかかるのですが、今回は先にインドネシア語で発表があったのでスムーズに、そしてかなり積極的な形でインドネシア語でのやり取りが進みました。

オーディエンスが日本人であっても有意義な時間になることが、そのやり取りから伝わってきました。オーディエンスの日本人にとってもインドネシア語の発表を聞くことが刺激になったと思います。インドネシア人女性からは、「インドネシア語もとても分かりやすかったし、面白かった。また次の機会があったら是非聞きたい。絵本は絵が生き生きしているし、話の展開もいいので出版したほうがいい」という率直な意見のコメントがありました。

それにしても普段はやり取りに問題がない方なので何かあったのか心配していたところ、夜になってDさんから連絡がありました。「うっかり日にちを間違えてしまった。大変申し訳ない。楽しみにしていた方々から抗議のメッセージが届いている。今日に限ってスマホを家に忘れて出かけていた。ついては申し訳ないが、もう一度発表していただけないか」という内容でした。Dさんを通じて接続するという形になっていたので、Dさんが案内したURLに接続しても何も表示されなかったようです。

ということで、発表者の方にもう一度発表していただくことにしました。

2回目は、インドネシアの児童養護施設で生活をしているティーネージャーたちが10名ほどと、別のところから参加された20代の女性がオーディエンスとして参加され、発表後に質問を受けたり、感想を聞いたりすることができました。

ハプニングはありましたが、インドネシアの人に発表を聞いていただくという当初の目標も達成することができました。子どもたちの中には日本語を勉強している子もいたので、内容も良かったのですが、内容以上に外国人がインドネシア語を学び、インドネシア語で発表をしている姿がきっと心に強く残ったことと思います。読み聞かせをしていただいた絵本は、聞き手も一緒に楽しめるような工夫がされていたので、それも含めて貴重で楽しい時間になったと思います。

2回発表することになったのも、結論から言えばよかったと思います。2回目は少し慣れた分、落ち着いて発表することができたので、恐らくオーディエンスのことも意識しながら発表されていたのではないでしょうか。

それでは以下に、お2人からの感想を掲載します。

Aさん

●大変だったこと

宿題として1週間で35のセンテンスを作らなければならなかったことが大変でした。(特に単調な文章にならないようなネタ探し)

●力がついたと思うこと

主文と従文で構成された文章をつくることができるようになりました。

●意識するようになったこと

日本語の直訳ではなくインドネシア人に伝わるような表現を考えること、またプレゼンに向け発音に気をつけるようになりました。

●やって良かったと思うこと

自分が表現したい文章をつくるという実践的な訓練ができたことで、使える言葉の幅が広がったと思います。

●迷っている方に伝えたいと思うこと

講座の前半は、身の回りの出来事、映画や本の紹介、料理の作り方などの文章を作成し、添削指導を受けます。後半はプレゼン用の文章の作成と音読の練習を行います。

テキストには出てこない単語や表現方法を学ぶことができ、発音の指導もしていただけるので実践的な文章作成と会話力を身につけたい方にはよい講座だと思います。

●その他

今回は参加者2名ということもあり、マンツーマンに近い形で勉強させていただきました。
岩田先生には丁寧なご指導とインドネシアの方々にプレゼンする機会をいただきましてありがとうございました。

Bさん

●大変だったこと

私はプレゼンテーションを一度もやったことがなかったので、今回のレッスンは初めての連続となりました。

そもそも「プレゼンテーションとは何か?」まったく無知な私は、まず心構えから教えてもらわないといけませんでした。先生、ご面倒をおかけいたしました。

●力がついたと思うこと

インドネシア語で文章を作ることはとても難しくて、今までの勉強は受け身だったと実感しました。自分が何を伝えたいのか?よく考えて、まずは日本語で文を作ることにしました。

そして自分の語学力でできる範囲内で、インドネシア語の文を考える練習をしました。

●意識するようになったこと

自分が伝えたいと思うことを相手に明確に伝える、そして興味を持ってもらえるよう考えることが大切ですし。そのためにも言葉の選び方、情報のまとめ方を意識するようになりました。

●やって良かったと思うこと

なんのためにインドネシア語を勉強するの?と人からよく聞かれます。インドネシアの文化や芸能に興味があるから、旅行でバリ島へ行く時に使えるようになりたいから、と今までは適当に答えていましたが、これからは目標をもって勉強していきたいと思うようになりました

●迷っている方に伝えたいと思うこと

自分でこつこつと勉強を続けることがとても大切なのですが、私は一人だとなかなかモチベーションが上がりません。それに、人前で話したり聞いてもらうことはとても恥ずかしくて勇気が要ります。率直な意見やアイデアをいただけて、新しい発見や学びにつながりました。

●その他

Aさんのお話とお写真に心が和みました。そして素晴らしいプレゼンテーションの出来栄えだと感じました。

以前、インドネシアから来た研修生の人達が「富士山に興味があるから行ってみたい」としきりに話していたのを思い出しました。日本に興味があるインドネシアの人達に、Aさんのプレゼンをもっと視聴してもらいたいと思いました。

最後に

Aさん、Bさん、お疲れさまでした。そして、発表を聞いてくださった皆さま、ありがとうございました。また別のところで別の機会にこの内容で発表できると思います。そもそもAさんからは、インドネシアの小学校でボランティアをするのもいいなぁというお話があったのですが、疑似体験のような形で発表をすることができたと思います。

毎回ひとつの講座が終わると、今度はどのような目的の講座をつくろうか考えをめぐらすのが好きなのですが、今回は、大学生の間で好評だったプレゼンをやろうと決めました。講座としては、当初の目標を無事に達成できて良かったです。楽しいだけではなく、苦しいだけでもなく、力もつき、新しいことにも挑戦できたのではないかと思います。この講座はなかなか面白かったので、次回も継続したいと思います。「私には無理」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、参加されたら最後には楽しかったという気持ちになると思います。